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腰痛改善ブログ

2021/12/02(木)

特異的腰痛⑤【脊椎関節炎】

坐骨神経痛, 腰痛

 

 

 

こんにちは!
那須塩原で唯一の
「慢性腰痛」専門整体院 山本の
山本知秀です。

 

今回は特異的腰痛の5回目です。

 

前回は、

【特異的腰痛の見極めチェックリスト】③の

横になってもうずくことがある。

鎮痛剤をしばらく使っても頑固な痛みが改善されない。

に該当した方で、

 

『動作や姿勢により痛みが強まるかどうか』

を確認し、

 

『動作や姿勢とは関係なく痛みが強まる場合』

についてお伝えしました。

 

前回の内容はこちら

特異的腰痛④【脊椎以外の重い病気が原因の可能性】

 

今回はもう一つ、

【特異的腰痛の見極めチェックリスト】③の

横になってもうずくことがある。

鎮痛剤をしばらく使っても頑固な痛みが改善されない。

 

に該当する場合で、今までの

骨折、感染性脊椎炎、脊椎の腫瘍、

急性大動脈解離、尿路結石、子宮内膜症

以外の疾患について書いていきたいと思います。

 

それは

脊椎関節炎です。

 

これは稀な病気ではありますが、

45歳より若い人で、

腰痛を繰り返している場合

 

強直性脊椎炎乾癬性脊椎炎を代表とする、

脊椎関節炎という特異的腰痛の原因となっている病気が

隠れている場合があります。

 

脊椎関節炎の患者さんは、

これまで説明してきた特異的腰痛の疾患同様、

安静時や夜間に痛みが出ることがありますが、

 

活動していると痛みがやわらぎやすく、

痛み止めの薬がよく効いて、

一時的に治ってしまうので、

そのまま見過ごしてしまうことがあります。

 

見た目にはそれほど困っているようには

思われないのですが、

 

身体が動きづらくなっていて、

頭よりも高いところのものが取れなかったり

 

呼びかけられても振り向けなかったりして、

「怠けている」「無愛想だ」などと

誤解されてしまうこともあります。

 

身体の動きがかなり制限されてしまう

強直性脊椎炎は男性に多く、

 

乾癬性脊椎炎は皮膚の病気のなので、

男性女性に差はありません。

 

いずれにしても、

これらの病気もきちんと医療機関で

診てもらう必要があります。

 

ここまでの

特異的腰痛の原因として

考えられる疾患の可能性のことを

レッドフラッグ

(重篤な器質的疾患の可能性)

といいます。

 

すべての腰痛の中で

レッドフラッグの占める割合は

1~5%と言われています。

 

割合いは少ないですが、

全腰痛の15%を占める特異的腰痛の中でも、

 

レッドフラッグに該当する疾患を見逃さないことが、

腰痛の見立てでは最も重要です。

 

参考にしていただけたらと思います。

 

次回からは

特異的腰痛見極めチェックリストの

④~⑥について書いていきます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

那須塩原
整体院 山本
山本 知秀

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