特異的腰痛④【脊椎以外の重い病気が原因の可能性】

 

こんにちは！
那須塩原で唯一の
「慢性腰痛」専門整体院 山本の
山本知秀です。

今回は特異的腰痛の４回目です。

 

前回は、

【特異的腰痛の見極めチェックリスト】③の

横になってもうずくことがある。

鎮痛剤をしばらく使っても頑固な痛みが改善されない。

 

に該当した方は、重い病気の可能性がある、

というお話しをしました。

 

そして、

『動作や姿勢により痛みが強まるかどうか』

を確認し、

 

動作や姿勢により痛みが強まる場合は、

感染性脊椎炎や、がんの骨転移による脊椎の腫瘍が

原因として考えられました。

 

前回の内容はこちらをご参照ください。

➡特異的腰痛③【重篤な病気が原因の可能性】

 

今回は、

【特異的腰痛の見極めチェックリスト】③の

横になってもうずくことがある。

鎮痛剤をしばらく使っても頑固な痛みが改善されない。

 

に該当した方で、

 

『動作や姿勢により痛みが強まるかどうか』

を確認し、

『動作や姿勢とは関係なく痛みが強まる場合』

について書いていきます。

 

前回の感染性脊椎炎や脊椎腫瘍の場合は、

安静にしていても疼くことがあるものの、

 

背骨(脊椎)自体が侵されるため、

基本的には脊椎への負荷が強まる

動作や姿勢によって痛みが強くなります。

 

一方で、

『動作や姿勢とは関係なく痛みが強まる場合』は、

 

脊椎以外の内臓や血管系に

原因があることがあります。

 

・急性大動脈解離

・尿路結石

・子宮内膜症

などの疾患です。

 

・急性大動脈解離

なかでも最も注意が必要なのが、

突然背中が痛み、診断が遅れると命にかかわる

急性大動脈解離と呼ばれる大動脈疾患です。

 

高血圧の方や、マルファン症候群の方が、

突然背中が痛み出した場合は要注意です。

 

・尿路結石

動作や姿勢とは関係なく、

激しく片側の腰が疼く有名な病気です。

 

疝痛発作とも呼ばれる耐えられないほどの痛みを

伴います。尿検査で血尿がみられます。

 

・子宮内膜症

女性の場合は、生理痛や子宮内膜症に伴う腰痛で

苦しむ場合があります。

 

月経時の痛み、出血多量など月経困難症を

伴いやすいです。

 

その他、

膵炎、胆石、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎といった病気でも

腰背部痛を伴う場合があります。

 

このように、

『動作や姿勢とは関係なく痛みが強まる場合』も、

 

命にかかわる重篤な病気が原因

となっていることもありますので、

重篤な特異的腰痛を見逃さず、

早めの受診をしていただくことが必要です。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

那須塩原
整体院 山本
山本　知秀

 

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