特異的腰痛⑧【腰椎椎間板ヘルニア】

 

こんにちは！
那須塩原で唯一の
「慢性腰痛」専門整体院 山本の
山本知秀です。

 

前回は、

「坐骨神経痛」について

お伝えしました。

 

坐骨神経痛とは、

腰の下あたりから足にかけての

坐骨神経のどこかの障害により

生じる痛みやしびれ、

であり、

 

その坐骨神経痛の原因としては、

20～40代に起こりやすい

「腰椎椎間板ヘルニア」と

 

加齢変化が原因と考えられているため

高齢者に多い

「腰部脊柱管狭窄症」

が代表的な原因でした。

 

詳しくは前回のブログ、

特異的腰痛⑦【坐骨神経痛？】をご参照ください。

➡特異的腰痛⑦【坐骨神経痛？】

 

今回は坐骨神経痛の原因として多い、

「腰椎椎間板ヘルニア」について

書いていきたいと思います。

 

まず、そもそもこの特異的腰痛シリーズは、

【特異的腰痛の見極めチェックリスト】

<病気やケガが原因の腰痛>

④痛みやしびれがお尻から膝下まで広がる。

  ⇒腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア

     の可能性

⑤肛門、性器周辺が熱くなる、しびれる。

  尿が出にくい、尿漏れがある。

  ⇒重症の腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア

     の可能性

⑥つま先歩き、かかと歩きが難しく、足の脱力がある。

  ⇒重症の腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、

     脳や脊髄の病気の可能性

に該当する場合について

お伝えしています。

 

こちらにある④～⑥にチェックがついた方は、

神経痛が主症状の

腰椎椎間板ヘルニアや

腰部脊柱管狭窄症

である可能性がありました。

 

その「腰椎椎間板ヘルニア」ですが、

腰にある

椎間板(の中心にある髄核)が

突出、あるいは脱出し、

主に坐骨神経の始発駅部分である

腰の神経(神経根)が刺激されることで

症状が出ます。

 

20代～40代に見られる坐骨神経痛は

この腰椎椎間板ヘルニアが原因である

可能性が高いです。

 

確認方法として、

<二人Ver>

ベッドなどに仰向けに寝て、

症状がある方の足を、

膝の裏を伸ばしたまま少しずつ挙げていくと、

坐骨神経痛が強まる場合に強く疑います。

(確認時は他人に自分の足を挙げてもらいます)

 

<一人Ｖｅｒ>

椅子に浅く腰を掛け、

症状がある方の足を伸ばしたまま、

少しずつ挙げてみて、

坐骨神経が強まる場合にも強く疑います。

 

腰椎椎間板ヘルニアに多い誤解として、

「手術をしないと完治しない」

というのがあります。

 

しかし、この思い込みは間違いです。

手術が必要になるケースが

多いわけではありません。

 

ヘルニア自体は手術などしなくても、

自然になくなってしまうことが知られており、

症状も６週間以内に

50%の方が自然に回復する、

と言われています。

 

ただ、保存療法で経過していても

なかなか症状が良くならない場合や、

(非特異的腰痛の可能性もあります)

 

「尿が出なかったり、

出づらくなっている状態」や、

 

「足の筋力が著しく低下して、

足首が動かしづらくなっている」

ような時は

 

手術が必要になる場合もありますので、

すぐに医療機関で検査をしてもらう必要があります。

 

一方で、

画像検査でヘルニアが見られても、

腰痛や坐骨神経痛などの自覚症状はない、

というケースも多くあるとも言われています。

 

画像上でヘルニアがあっても、

必要以上に気にすることはありません。

 

そして、ここからが最も大切なところですが、

手術にせよ、保存療法にせよ、

痛みやしびれが無くなったから良い、

ということではなくて、

 

なぜ椎間板が突出、

あるいは脱出してしまったのか？

ということです。

 

それは、今までもお話ししてきましたが、

「腰部が必要以上に動きすぎているから」です。

 

そして、腰が動きすぎている原因は、

「腰以外の部分が動いていないから」となります。

 

この根本的な部分が改善されなければ、

また繰り返してしまう可能性があります。

 

以上、腰椎椎間板ヘルニアについて

お伝えしました。

 

次回は

高齢者に多い

「腰部脊柱管狭窄症」について

書いていきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

 

那須塩原
整体院 山本
山本　知秀

 

 

 

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