2021/10/21(木)
腰痛対策!知っておくと役立つ情報②~肥満と腰痛は関係あるの?~
こんにちは!
那須塩原で唯一の
「慢性腰痛」専門整体院 山本の
山本知秀です。
今回は腰痛対策!知っておくと役立つ情報②です。
「肥満と腰痛は関係あるのか?」
については、「なんとなくありそう??」
と思われる方が多いかなと思います。
現在、肥満と腰痛との関係を調べた様々な研究や調査の結果から
分かっている部分について書いていきたいと思います。
結論から言うと、
肥満と腰痛との関係はあります。
腰痛を訴えている方のうち、
BMI25kg/㎡以上の肥満者の方が割合が高く、
BMI30kg/㎡以上の肥満者ほどその傾向が強い、
と言われています。
ただ、これらの調査での腰痛は、ほとんどが程度の軽い腰痛であり、
仕事に支障をきたすほどの非特異的腰痛が発生することや、
慢性化することの危険因子ではなかった、ということです。
その一方で、
お尻から膝下までの痛みが放散する坐骨神経痛の発生の危険因子として、
肥満(BMI25kg/㎡以上)が最も重要な危険因子だった、
という調査結果もあります。
では、なぜ肥満が程度の軽い腰痛や
坐骨神経痛と関係があるのでしょうか?
これには、軽微な全身の慢性炎症が
関係しているのではないか?
という説があります。
まだはっきりとは分かっていないようですが、
肥大化した脂肪細胞が分泌するアディポカインが
全身の炎症に関与し、軽微な関節炎や神経炎を
引き起こすのでは、と考えられています。
ちなみに、アディポカインは
糖尿病や動脈硬化を促進する因子
としても知られていて、
メタボリックシンドロームや生活習慣病
でも聞かれる言葉です。
もちろん腰痛ばかりでなく、
生活習慣病対策、健康維持という観点からも、
肥満対策は重要です。
また、肥満体型になると
どうしても姿勢が「反り腰」になってしまうことが多いです。
姿勢が反り腰になると、
腰痛や坐骨神経痛を引き起こしやすくなりますので、
この姿勢不良ということも大きく関係してくると考えられます。
腰痛でお困りの方で、
BMI25kg/㎡以上の方は、
腰痛対策のストレッチだけではなく、
食事や運動など生活面での対策を
とられることをお勧めいたします。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
那須塩原
整体院 山本
山本 知秀
長年の慢性腰痛
坐骨神経痛
椎間板ヘルニア
ぎっくり腰
脊柱管狭窄症
すべり症
産後の腰痛
諦めないでください!