2021/07/01(木)
「身体化徴候」とは?
こんにちは!
那須塩原で唯一の
「慢性腰痛」専門整体院 山本の
山本知秀です。
今回のタイトル
「身体化徴候」とは、
「頭痛、めまい・耳鳴り、動悸、胃腸の不調を典型とした自律神経失調症状」のことです。
前回、前々回と、
非特異的腰痛の要因として、
「ストレスなどの心理社会的要因」があり、
この「ストレスなどの心理社会的要因」が引き金となって起こる腰痛の特徴
についてお伝えしました。
そのうち、二つ目の特徴として、
「頭痛、首の痛み、肩こりなど腰以外にも複数の不具合を抱えている」
ということがあり、
このことを
「身体化徴候」
と言うこともお伝えしました。
前回までの記事はこちら
↓↓↓
今回は、この
「身体化徴候」
について詳しく見ていきたいと思います。
「身体化徴候」
以下の8つの症状があります。
○頭痛
○めまい・耳鳴り
○息苦しさ・動悸
○下痢・便秘・吐き気を含む胃腸の不調
○肩こり
○あちこちの筋肉痛・手足のしびれ
○腰痛・背中のはり
○うつ状態・睡眠障害・強い疲労感
これらはストレスに伴う自律神経失調症様の症状であり、
専門科でも原因がはっきりと分からない「頭痛」「胃腸の不調」といった臓器系の症状に加えて、
「肩こり」「手足のしびれや筋肉の痛み」などの運動器系の症状も含まれています。
このように心理的ストレスが脳の働きに不具合を生じさせることで起こってくる症状があり、
その中に「腰痛」や「肩こり」などの症状があるということを知っておくことが必要です。
また、このような身体化徴候と呼ばれる症状がさらにストレスとなって痛みを抑えられなくなり、
全身的な体調不良や痛みを引き起こすという悪循環となってしまうこともあります。
○うつ状態・睡眠障害・強い疲労感
こちらは分かりやすいかと思いますが、
反応性のうつ状態や睡眠障害も心理的ストレスが引き金となることは想像しやすいかと思います。
脳の働きの不具合が原因となる身体化徴候としての腰痛患者さんは、
必然的に抑うつ的な人も多くなります。
気を付けなければならないのは、
睡眠障害も含め、身体的(器質的)な病気によって引き起こされている場合があります。
そのような原因が隠れていないかどうかをしっかりと専門医に確認してもらうことが大切です。
なお、身体化徴候の多くは、更年期障害(エストロゲンの低下)や低血圧症などが原因で起こってくることもありますので、
こちらも確認が必要ですね。
以上、身体化徴候の具体的な症状についてお話ししました。
このように心理社会的要因の強い腰痛の患者さんでは、
さまざまな身体化徴候をあわせ持つ場合が多くなります。
参考にしていただけたらと思います。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
那須塩原
整体院 山本
山本 知秀
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