2022/01/08(土)
特異的腰痛⑩【まとめ】
こんにちは!
那須塩原で唯一の
「慢性腰痛」専門整体院 山本の
山本知秀です。
これまで9回にわたって、
「特異的腰痛」
について書いてきました。
今回は特異的腰痛のまとめになります。
「特異的腰痛」とは、
「医師の診察や画像検査で痛みの原因が特定できる腰痛」、
つまり「原因が特定できる腰痛」です。
そして、
「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」の割合は、
「特異的腰痛」は15%、
「非特異的腰痛」は85%、
であり、
その15%の特異的腰痛の中に、
見逃してはならない重篤な特異的腰痛があり、
「レッドフラッグ」と呼ばれていました。
レッドフラッグの割合いは全腰痛の
1~5%ほどだと言われています。
非特異的腰痛が85%と腰痛のほとんどの割合を占めてはいますが、
まず大切なことは、
特異的腰痛である可能性が高いかどうかを判断することです。
そこで、
特異的腰痛の見極めチェックリストについて
ご紹介しました。
【特異的腰痛の見極めチェックリスト】
<病気やケガが原因の腰痛>
①転倒や尻もちをついた後などに痛み出し、
日常生活に支障が出る。
⇒骨折の可能性
②65歳以上(特に女性)で、朝、布団から起き上がる際に
背中や腰に痛みが出た。
⇒骨粗しょう症による骨折の可能性
③横になってもうずくことがある。鎮痛剤をしばらく使っても
頑固な痛みが改善されない。
⇒重い病気の可能性
④痛みやしびれがお尻から膝下まで広がる。
⇒腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア
の可能性
⑤肛門、性器周辺が熱くなる、しびれる。
尿が出にくい、尿漏れがある。
⇒重症の腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア
の可能性
⑥つま先歩き、かかと歩きが難しく、足の脱力がある。
⇒重症の腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、
脳や脊髄の病気の可能性
以上、①~⑥の中で、
一つでも当てはまる場合は、
特異的腰痛の可能性がありますので、
医療機関で検査を受けてください。
ぜひ以上のチェックリストを参考にしていただき、
該当する箇所がある場合は、
医療機関や腰痛の専門家を受診してください。
腰痛は、日本人の8割が一生のうちに一度は経験すると言われています。
その多くは、適切に管理していけば心配のない腰痛ですが、
中には重篤な疾患が隠れている場合があります。
重篤な疾患を見逃さないためにも、
ぜひ、これまでの記事を参考にしていただけたらと思います。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
那須塩原
整体院 山本
山本 知秀
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